以前より活発に活動しなくなった、覇気が無くなった、体重が増加してきた、毛が薄くなったなどの症状が出てきたら、甲状腺の病気である可能性があります。
2~7歳以降の犬で多く、罹患率は0.2~0.8%、甲状腺ホルモンの分泌低下により、発症します。
症状
無気力、不活発、体重増加、内分泌性脱毛、尻尾の脱毛、色素沈着、虚弱、虚脱等の神経筋症状、軽度の貧血や高脂血症などです。但し、特徴的な症状が無いことが多いです。
診断
臨床症状や血液検査などから診断します。
※甲状腺機能低下症ではなくても甲状腺ホルモン値が低くなることがあります。その原因は、腫瘍、循環器疾患、全身感染症、貧血、糖尿病、クッシング症候群、薬剤などによります。この場合はさらに検査を進めます。
治療
内服薬(甲状腺ホルモン製剤)の投与でコントロールします。
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