クッシング症候群

クッシング症候群

副腎とは腎臓の上の方にある小さな内分泌器官です。普段はステロイドホルモン(コルチゾール)を出しています。このホルモンがたくさん出てしまう病気がクッシング症候群です。ストレスは悪化要因です。

クッシング症候群の原因のうち殆どは脳下垂体の異常によるものです。一部は副腎自体の異常です。脳下垂体が腫瘍化してクッシング症候群になったワンちゃんの一部で、その脳下垂体腫瘍の巨大化が起こります。この場合は認知症や旋回などの症状が見られ、予後は要注意です。

症状

多飲、多尿、多食、皮膚症状、腹部膨満、運動不耐性、呼吸が早い等。

診断

臨床症状、血液検査、超音波検査、レントゲン検査等。

治療

手術:副腎腫瘍の切除または、脳下垂体の切除。

放射線療法

内科療法:症状を抑える薬の投与。(基本的には一日1回)

治療の評価

多飲、多尿、多食、皮膚症状、腹部膨満等の症状の改善。

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